【大阪大学病院】出産レビュー

妊活

不妊治療クリニックを卒業し、産院選びで悩みに悩んだ末

里帰りをして大阪大学医学部附属病院で出産することに決定しました。

産院選びの条件

産院を決定するにあたり、譲れない条件がありました。

①周産期母子医療センターがある

MFICU(母体胎児集中治療室)やNICU(新生児集中治療室)などの治療体制が整えられている施設のことです。

これが最優先でした。

母体や赤ちゃんに不測の事態が起きてしまった場合は、産科、小児科が中心となり、胎児診断治療センター・高度救命救急センター・小児外科・心臓血管外科・脳神経外科・遺伝子診療部・麻酔科など多様な専門診療科が一丸となって処置にあたってくれます。

一応医学的に高齢出産にあてはまる年齢でしたし、妊娠中期に「低置胎盤」と診断されたのでリスクも高まり、結果大学病院にしておいて良かったです。

②車で30分以内

破水をしたり突然陣痛が始まった時、思わぬ事態が発生した時にすぐにタクシーで病院まで行けるよう、良さそうでも距離のある病院は除外しました。

個人のクリニックでは産後に祝膳が出たり、アロママッサージが受けられたりと魅力的な特典がありましたがリスクヘッジを最優先に考え大学病院を選ぶことにしました。

めいこ
めいこ

綺麗な個室でまるでコース料理のようなお祝膳。

食べてみたかった・・・

以下に妊婦健診や出産、入院の経験をもとにメリット・デメリットをまとめました。

阪大病院を選んで良かったところ

良かったところ①:プロフェッショナル集団を肌で感じられた。

特に助産師さんが素晴らしいです!

初産で低置胎盤というリスクもあり、妊娠中から少量出血を繰り返しており不安があったのですが、この方々がいてくれるから何かあっても大丈夫だと強く感じられました。

順番待ちをしている間ナースステーションから聞こえてくる会話から、確認作業をしっかり行っていることやチーム力の強さを感じました。

お産の日、子宮口全開くらいの時に医師から「もっとイキんで!」と指示されました。その時はイキむ最良なタイミングだったのでしょう。しかし力が入らず呼吸も乱れた状況で上手にできませんでした。

助産師さんが医師に対して「疲れすぎて力が入っていません。今は一度休憩して次の陣痛で一気にイキんだ方がいいかもしれません。促進剤弱めましょうか」等と意見を言っていました。

めいこ
めいこ

医師の一方的な指示に従うのではなく、闊達なコミュニケーションが取られている良い職場なんだなぁ

 

死にそうなくらいの痛みに悶え、朦朧としながらそんなことを感じていました。

良かったところ②:これだけ設備が揃って費用は良心的

出産予定日の1ヶ月ほど前、自宅で突然出血し急遽入院となりました。入院中に破水しそのまま出産となったので結果入院日数は計19日に。

相当な金額を覚悟していましたが予想よりも安く、概算52万円程でした。

出産育児一時金42万を差し引くと自己負担は約10万円で済みました。

阪大病院を選んで良くなかったところ

母子ともに無事に出産を終えられて、これ以上要望するなんておこがましいことですが、あえて言うならというポイントで紹介します。

良くなかったところ①: 特別な事情がない限り個室不可

入院時のお部屋は6人の相部屋でした。産後神経が過敏になり寝不足なのに眠れない日があった時、マナー違反な隣のベッドの人がスマホで話し出したので耐えられなくなり、(追加料金で)個室を希望しました。

しかし、個室は特別な理由の方だけに用意しているものなので基本的には相部屋しかないと断られてしまいました。

良くなかったところ②:食事メニューがやや寂しい

ザ・病院食でした。ただ座っているだけで1日3食運んできてくれるので贅沢は言えませんが。。

今でも忘れられない献立があります。

思わず記念にパシャリ。

主食:白米  主菜:焼きそば  副菜:ひじきの煮物

めいこ
めいこ

焼きそばをオカズにご飯。これぞ関西風!?

炭水化物の比率高っ!


良くなかったところ③:待ち時間が長い

大きな病院では当たり前のことかと思います。

私は30wくらいに実家に帰り、こちらの病院で妊婦健診を受けていました。

診察はもちろん、エコー、助産師さんのお話、お会計なども全てのフェーズにおいて結構待たされました。常に混雑しており早い日でも2時間はかかったと思います。

また「待ち時間」とは少し違いますが、ある日のエコー診察自体に50分かかったことがあります!

お腹丸出しの状態で50分です!

恐らく研修生で、動きがモタついており画面を確認するのに何度も他の医師に聞いていました。

非常に丁寧に診てくれるのはありがたいですが、途中待ち疲れて気づいたら診察台で寝てしまっていました!

良くなかったところ④:研修医の方が見学に来る

出産直後、止血剤を投薬してもなかなか出血が止まらず急遽医師2人がかりで膣内に大量のガーゼを詰め込んでなんとか止血をしてもらいました。

その後数日間、医師が研修医の方を連れて経過観察にやってきては一緒に患部をまじまじと確認し、何かを教えているようでした。

大学病院なので当たり前で、研修生の見学はこちらも了承していましたが、気分のいいことではありませんでした。

お医者さんの育成のお手伝いをしていると思って、気持ちを切り替えていました。

めいこ
めいこ

未来の産婦人科医さん!

私でたくさん勉強して立派に育ってくれたまえ!

何を優先するか

産院選びは結局何を優先したいかで決まります。

私の場合「快適性」には目をつむり、「安心」に徹底してこだわりました。

先述の通り胎盤が低かったためか大量に出血し救急搬送されて入院になり、産後は止血できず輸血か子宮摘出手術の一歩手前の状態でした。このような事が起こるとやはり小さな個人病院では対応しきれません。

私のようなリスク妊婦は結果として、十分な設備が整った大学病院を選んで正解だったと思います。

しかし年齢が若く、不安要素のない健康な妊婦さんでしたら必要以上に心配することもないと思います。

待ち時間の少ない個人病院で健診を受け、産後は美味しい食事と素晴らしいサービスを受けることもお産を頑張るモチベーションにも繋がるはずです!

私の体験がどなたかの参考になれば嬉しいです。

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